第48回入賞作品 中学校の部
佳作

大雨・大地震! 茨城県の地盤は大丈夫?

佳作

茨城県牛久市立牛久第三中学校 3年
茨城県牛久市立牛久第三中学校 3年
宇次原 綾佳
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研究の動機

 私は、1年生では液状化について、2年生では土砂崩れについて研究し、それらの起こる仕組みや起こりやすいところを知ることができました。私たちの住む牛久や茨城県では地震や大雨による土砂災害が起こりやすいのだろうか、もし起こりやすいとしたら、どういうところで起こりやすいのだろうか、どうやって防いでいるのかを、現地調査や実験などを行い、調べてみたいと思いました。

研究の方法・結果・考察

方法

1)茨城県で起こる地震の原因を資料で調べた。
2)資料で茨城県や牛久の土地のつくりを調べた。
3)藤代の川原、日立(河口)、大洗(海岸)に行って砂を採集した。


刈谷の斜面と常陸太田の斜面の比較

実験

砂を1250g、水をひたひたになるまで(350g~370g)容器に入れ、表面に建物に見立てた5gの箱・電柱に見立てた5cmの割りばしを置いた。地下のマンホールに見立てた5cmのはしを埋めた。電気マッサージ器「弱」で2分間揺らした後、「強」で1分間揺らした。珪砂でも同様に調べた。
4)土砂災害が起こりやすそうなところを資料で調べた。 牛久市刈谷団地と常陸太田市赤土町に行き、周辺の斜面の高さ、角度、家や木、地盤の種類等を中心に観察した。コンクリートの壁の働きについて実験で確かめた。

結果・考察
茨城県の地盤は大きく4つに分けられる。
牛久市を含む県南部は、第四紀の未固結堆積物の地盤で、大きな地震時に起こる液状化や、大雨の時に起こるがけ崩れに注意が必要である。
液状化は緩い砂の地盤で地下水位の高いところで起こりやすい。砂の種類によって、液状化の起こりやすさや起こり方は違う。建物を建てたりする時には、特に海岸や川の近くの砂の多い地盤は注意が必要である。
がけ崩れは40°~50°より急な土の斜面で、水がしみこみやすいところで起こりやすい。がけ崩れを防ぐためにコンクリートの壁が作られている。
地すべりは県北部の第三紀の固結した堆積岩の地盤に集中して起こっている。
結論

土砂災害を防ぐためには自分の住んでいるところがどんな地盤かを知ることが大切だと考えられる。

結果・考察
茨城県の地盤は大きく4つに分けられる。
牛久市を含む県南部は、第四紀の未固結堆積物の地盤で、大きな地震時に起こる液状化や、大雨の時に起こるがけ崩れに注意が必要である。
液状化は緩い砂の地盤で地下水位の高いところで起こりやすい。砂の種類によって、液状化の起こりやすさや起こり方は違う。建物を建てたりする時には、特に海岸や川の近くの砂の多い地盤は注意が必要である。
がけ崩れは40°~50°より急な土の斜面で、水がしみこみやすいところで起こりやすい。がけ崩れを防ぐためにコンクリートの壁が作られている。
地すべりは県北部の第三紀の固結した堆積岩の地盤に集中して起こっている。

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