その11.昆虫の活動の様子を観察しよう

その11.昆虫の活動の様子を観察しよう

昆虫は変温動物(外温動物ともいう)で、まわりの温度がある一定の温度以上ないと活動できません。逆に昆虫の活動の様子から気候の様子もわかってきます。また、温度のほかにも光や雨、風、雪などの影響も大きく受けます。そこで、昆虫と自然現象のつながりを調べてみましょう。

昆虫のひなたぼっこを
調べよう

バッタ、チョウ、アブ、トンボなどはひなたぼっこが好きです。

どんな姿勢でひなたぼっこをしていますか?

  • ツチイナゴのひなたぼっこ

  • トノサマバッタ
そっと昆虫に影を落とすと、どうしますか?

  • 気温が低いときのひなたぼっこ

  • 気温が高いときのひなたぼっこ

日ざしの強さのちがいによる
トンボの姿勢のちがい
羽をとじてとまっているベニシジミに、
そっと手で影にしてみたら、羽を開きました。

  • ベニシジミ 日射しがやや弱い日

  • ベニシジミ 日射しの強い日

雨の日は昆虫たちの様子を調べよう

雨が降ると、多くの昆虫は活動をやめてしまいます。
雨が羽にあたると飛びにくくなりますが、同時に温度も低くなってきます。

チョウやトンボはどこにかくれるのでしょう?

雨の日のトンボ
雨の日に活動している昆虫はいますか?
アリの巣の入口に雨水が入るのを見ましたが、アリたちはどうしますか?

風の吹く日のトンボの飛び方を観察しよう

風の吹いている日、トンボたちはどんな飛び方をしていますか。風のくる方向に飛んでいきますか?風に流されてしまいますか?
風の吹いている日、トンボがとまっている姿勢はどんなですか?

アキアカネ
電線にとまっているトンボはどれも同じ方向を向いてとまっていますが、風向きと関係があるでしょうか?

昆虫の活動時刻を調べよう

昼間活動する昆虫は、何時ごろから起きるのでしょうか?
アリの巣の出入りしているアリの数を、時間を決めて調べてみましょう。何時ごろ、一番多く、出入りしていますか?夜も活動していますか?

アリの出入りの数
アリは出口の所まで来て引き返したり、巣から出ても何も取らずにすぐ巣に入ったりするものがいますので、巣のまわりの一定の長さ(10cmくらい)のところに印をつけ、そこから出入りするアリの数を数えることにしてはどうでしょう?夏の季節ばかりでなく、1年を通して観察するとおもしろい結果が出てくるかもしれませんね。
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