第47回入賞作品 中学校の部
佳作

フタモンアシナガバチの研究 Part1 - 3

佳作

山口県慶進中学校1年
石川 聡史
  • 山口県慶進中学校1年
    石川 聡史
  • 第47回入賞作品
    中学校の部
    佳作

    佳作

研究の動機

 2004年5月9日、母がサンルームの外にある小さなハチの巣を見つけた。1匹のきれいなハチが巣の上に乗っていた。そんなに近くでハチの巣を見たのは初めてだったので、ドキドキした。よく探すとサンルームの外に全部で3つの巣があった。図鑑で調べると、フタモンアシナガバチだと分かった。その日から巣を観察し研究を始めて3年目になった。母バチによる巣作りの第一歩から産卵、子育て、そして新女王バチとの世帯交代を通じ、僕は生命のつながりの不思議さ、大切さを感じた。

研究の方法・結果・考察

1)3つの巣の女王バチ(母バチ)をマーキングし色で区別した。

「ミド」&「ダイ」(多雌巣)「アオ」「モモ」
の観察 :2匹の女王バチの1日の行動をタイムテーブルにし、巣外にいた時間、優劣行動の有無を調べた。
の観察他の巣に比べて大きくならない理由を調べた。
の観察母バチの居ない巣をぴったりくっつけて観察した。

2)まゆから羽化するまでの期間を3年間比較した。

3)祖父母の家で見つけた巣を解剖してまゆの幼虫・蛹を取り出し、変化の様子を観察した。

結果・考察

1.

「ミド」の方が巣外で働く時間が長く、娘バチが生まれてからは「ダイ」はほとんど巣の上で過ごして「ミド」からもらったえさを幼虫に与えていた。「ミド」は産卵したが、「ダイ」がその卵を食べ、代わりに自分が産卵していた。「ダイ」の方が優位であると考えられた。
無事に娘バチが羽化したのは2部屋だけだった。最初の娘バチが生まれたのも遅かった。
「モモ」はくっつけられた巣からいきなり幼虫を食べた。その後、両方の巣を世話し、どちらにも娘バチが誕生した。2つの巣の境界をきれいにして1つの巣のようにした。

2.

取り出した幼虫はうまく羽化できなかった。温度や湿度などの条件が合わなかったのだろうと考えられる。


「ミド」の産卵

「ダイ」による食卵
その後、同じ部屋に産卵した

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