わくわくする好奇心を発揮して
毎日新聞社代表取締役社長
松木健
「なんで」「どうして」・・・・・・。
みなさんが今よりもっと小さかったころ、おうちの人を質問攻めにして困らせてしまったことが、きっとあったでしょう。「知りたい」という気持ちは、誰もが持っているものです。でも、それを持ち続け、分かるまで取り組むのはとても難しいことです。
NHKの連続テレビ小説「らんまん」の主人公のモデルとなった、植物学者の牧野富太郎は、94歳で亡くなるまで、植物への「知りたい」という気持ちを持ち続けました。大好きな植物について、ひたすら研究し深めていったのです。
自然科学観察コンクール(シゼコン)は、未来を担う子どもたちが身の回りで見つけた「なぜ?」「どうして?」という疑問から生まれる「科学する心」を、育ててもらうために始まりました。みなさんが大好きなものにひたすらに取り組み、「わかった」と目を輝かせる瞬間を一緒に迎えられること、楽しみにしています。
7月1日(土)より作品の受付を開始します。
昭和35年から続く当コンクールは、今年度で64回目を迎えます。一人でも多くの子供たちにこのコンクールをきっかけとして、自由研究の楽しさ、科学の面白さを実感してもらえたらと思います。 個人での応募の他、グループやクラス単位での研究作品も受け付けていますので、夏休みの自由研究や科学・理科部の研究作品発表の場として、ぜひご活用ください。 全国の小学生・中学生のみなさん、身近な不思議のいろいろな研究をお待ちしています。
応募締切:2023年10月31日(火)(当日の消印または宅配便受付印有効)
2023年06月30日