去年、兄から磁石をもらいました。それはネオジム磁石というとても強い磁石です。お金をくっつけてみようと思ったのですが、どれもくっつきませんでした。私は「きっと磁石にくっつくと生活の中で困ることがあるから、わざとくっつかない材料でお金を作っているんだと思う」と言いました。すると兄が磁石を1円玉の上でサッと動かしました。磁石にくっつかないはずの1円玉がフワッと動きました。私はとても驚きました。その時の驚きが今回の研究のきっかけです。
実験
1)1円玉の上すれすれでネオジム磁石(直径10㎜×10㎜)を動かした。
2)磁石の近くでアルミ板を動かした。
3)①実験装置を作り、磁石の近くでアルミ板を回した。止めたアルミ円板(直径10㎝、厚さ3㎜)ギリギリになるよう磁石を置き、アルミ円板を回転させて磁石の動きを観察した。②磁石を付けた棒を糸でつるして、回転するアルミ円板に近づけた。
4)アルミパイプとプラスチックパイプをそれぞれ立て、2個くっつけた磁石を落とし、下から出て来るまでの時間を計った。
5)アルミのレールとプラスチックのレールを使い、それぞれレールの角度を変えながら、上から磁石をすべらせてビデオ撮影し、磁石がすべり落ちた距離とその時間を調べた。
6)実験3のアルミ円板回転装置を使い、回転しているアルミ円板の電圧を測った。
分かったこと
1)実験1から5 ①アルミのそばで磁石を動かしたり、磁石のそばでアルミを動かすと、力が働く②その力は、磁石やアルミの動きのじゃまをする③アルミの形や大きさを変えても、この現象は起こる④力はアルミや磁石の動く速さに応じて変化する。
2)実験6 インターネットで調べると、力の正体は「フーコー電流」だと分かった。自作の実験装置で電圧を測り確認できた。
実験5の結果
自作の装置で電圧を測定