きょ年、ぼくは土の中の生き物のことを調べようと思って、日なた、明るい日かげ、暗い日かげの3カ所を観察しました。その結果、暗い日かげに1番たくさん生き物がいました。でも、日なた、日かげといっても、場所によってかんきょうがちがいます。そこで今回はもっといろいろな場所のかんきょうや土を観察し、土の中に住む生き物について調べてみることにしました。
方法
1)観察場所17カ所を決めた。
2)それぞれの場所であたりのようす、日当たり、かんきょう、土のかたさ・湿りぐあい・色、気づいたことなどを記録した。
3)50㎝×50㎝の広さから土をすくい1ℓの牛乳紙パックに入れた。
4)土をトレイに広げ、虫めがねとふるいとピンセットを使って土の中の生き物を観察し、種類と数を記録した。
追究
1)日かげでくさった落ち葉がたくさんある3カ所をさらに調べた。
2)6カ所について、「自然の豊かさ」評価表(土壌動物を用いた「自然の豊かさ」評価表、青木、1995)を使って点数をつけた。
結果・考察
1)日かげで暗い方が生き物が多かった。また、しめった土にたくさん生き物がいた。生き物が生きていくためには水分が必要だからだと考えられる。
2)くさった落ち葉がつもったところに生き物が多かった。くさった落ち葉がたくさんあるということは土の中の生き物にとって食べ物が多いということなので、住みやすいのだと考えられる。
3)生き物が多かった土はとても軽かった。本で調べたら、生き物が落ち葉を食べるとどんどん土が細かくなって、軽くなっていくことが分かった。
4)畑には生き物がぜんぜんいなかった。調べてみたら、畑ではなんども耕したり、消毒したりするので生き物が住みにくいということが分かった。
5)自然の豊かさは、土の中の生き物の種類の多さで決まることが分かった。
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