昨年、兄とおふろに入って「ペットボトルの中の水を、どちらが先に空にできるか。」という遊びをしていた。その時、「何で同じ大きさのペットボトルなのに、空になる時間がちがうのだろう。」という疑問が生まれ、「ペットボトルの水の出方」の研究をした。その結果、ペットボトルの傾きによって、水の出方がかわることがわかった。実験をくり返していく中で、ペットボトルに水をためる時も、傾きによって水の入り方がちがうように感じた。そこで今年は、ペットボトルに速く水を入れるにはどうしたらよいのかを調べてみたいと思い、この研究をすることにした。
予想した通り、ペットボトルに速く水を入れるには、垂直に置くよりも傾きがある方がよかった。傾きが45度の時、最も速く水が入ることがわかった。これは、ペットボトルの大きさがかわっても、同じことが言える。同じ容量のペットボトルでも、形によって水の入る速さはちがう。側面がつるつるしているものより、でこぼこしている方が、速く水が入った。水中でうずができた時は水がドドーッと勢いよく入る。水と空気がうまく入れかわると速く水が入ることがわかった。今度は、もっと速く水を入れるにはどうしたらよいかを考え、研究を続けていきたい。