研究の動機
水中シャボン玉とは、普通のシャボン玉と違い、水の中にできるシャボン玉である。インターネットの実験動画に水中シャボン玉があり、とてもきれいだったので自分でためしてみた。しかし、すでに公開されている研究から条件を調べ、自分でいろいろと試してみたが結果にバラツキがあったり、個人差がおおきかったりして確実にうまく作ることはできなかった。
この時、先に研究した人たちが見つけた条件の他にも、水中シャボン玉を確実に作るための秘密があるのではないかと思った。そこで、実験や観察を通して、自分なりに水中シャボン玉の秘密に迫ろうと考え、研究することにした。
結論と感想
確実に水中シャボン玉を作る条件は見つけられなかったが、成功させるためには、落とす水滴の力と水面の力のバランスが大切だとわかった。水滴の力は、水滴を落とす高さや速さ、量や角度で変わり、水面の力は洗剤に含まれる界面活性剤の濃度で変わるため、確実な条件を見つけることが難しいとわかった。
一つひとつの現象から生まれた疑問やそれに対する仮説を観察し、検証していくことで、自分なりに水中シャボン玉の出来る仕組みを理解できたのは、とても良かったと思っている。検証方法がわからず、未解決のことも残ったが、次年度に取り組みたい。