去年、私の学校では白い繭を作るカイコを6000頭飼育しました。その後、夏休みに黄色い繭を作るカイコを100頭飼育し、人工飼料と桑での育ち方のちがいを観察しました。黄色い繭を作るカイコと白い繭を作るカイコをかけ合わせたら、次のカイコは何色の繭を作るのか疑問に思いました。また、博物館でもようのついたカイコが飼われているのを見て、もようがあるカイコともようがないカイコをかけ合わせたら、次はどうなるだろうと思いました。
群馬県蚕糸技術センターに、体にしましまもようがあり白い繭を作る「くろしま」と体は白く黄色い繭を作る「支16号」の卵を分けてもらった。去年の実験結果から、1~3齢の稚蚕は人工飼料で、4齢からは桑で育てた。
一世代目の観察
2009年5月5日(2日目)から観察した。6月9日 繭を切り、さなぎを出し、種類別にオスとメスにわけた。6月15日 支16号のオスが羽化し、くろしまのメスと交尾させた。6月16日 支16号のメスが羽化し、くろしまのオスと交尾させた。交尾させて3時間位たったら、産卵紙の上に丸いつつをおきその中にメスを入れ産卵させた。次の日の朝、メスを産卵紙からとりのぞき、昼ごろ冷蔵庫に入れた。6月18日 浸酸した。
二世代目の観察
6月26日 二世代目が孵化した。
結果
二世代目のカイコはすべて同じもよう(しま)、同じ繭の色(黄色)だった。
交尾
① | くろしまメス×支16号オスからうまれたメスとオス |
② | くろしまメス×支16号オスからうまれたメスと支16 号メス×くろしまオスからうまれたオス |
③ | 支16号メス×くろしまオスからうまれたメスとオス |
④ | 支16号メス×くろしまオスからうまれたメスとくろ しまメス×支16号オスからうまれたオス |
三世代目の観察結果