昨年までの研究で、ペットボトルに水を入れる時、「ペットボトルを45度に傾けると速く水が入る」「ペットボトルの形は四角形で、側面がでこぼこしている方が速く水が入る」ということがわかった。さらに、実験をくり返していく中で、「水と空気がうまく入れかわると、速く水が入る」ということがはっきりした。今年は、ペットボトルにもっと速く水を入れるには、どのような工夫をすればよいかを調べてみたいと思い、この研究をすることにした。
ペットボトルに水を入れる時、水と空気の通り道をはっきりと分けることによって、もっと速く水が入るのではないかという予想のもとに、じょうご、ろうと、ホース、ストローを使って、実験を行った。その結果、予想通り、何も使わずに水を入れた場合に比べて速く水が入った。また、ペットボトルの口に入れるストローの本数を変えて、水の入る速さを比較したところ、水と空気の割合が8:2で、空気の通り道が全体の20%くらいの時にもっとも速く水が入ることが分かった。今度は水が出る時についても同じことがいえるのかを調べ、研究を続けていきたい。