研究の動機
2年生の時に、松ぼっくりが閉じたり開いたりする秘密について調べた。そして、松笠の内側に秘密があるらしいことがだいたい分かった。でも、普通の松ぼっくりでは、松笠が小さかったので、松笠を半分に切って実けんした時に、松笠の芯以外の所に水がついた。また、松笠の内側に水をつけると、松笠が曲がる様子があまりよく分からなかった。だから今年は、大きな大王松の松ぼっくりを使って、松笠の閉じ方の秘密を調べてみることにした。
結論と感想
大王松の松ぼっくりの松笠が閉じるわけは、松笠が水にぬれると、松笠の根元、松笠の内側の表面、そして、松笠の中の筋などが一緒になり曲がり、松笠を閉じることが分かった。いろいろな場所の力が一緒になるから、あんなにかたい松笠でも曲げることができることがよく分かった。松ぼっくりの松笠が閉じるのは、松笠の間にあるたねを守るためだと思った。そして松ぼっくりは、天気のよい日に松笠を開いて、たねを遠くに飛ばすのだと分かった。