妹が糸電話をお父さんに作ってもらって遊んでいました。ぼくも小さいころはお父さんに糸電話を作ってもらって遊んでいたことを思い出しました。そのころは糸電話に何も疑問を持っていなかったのに、6年生になってみるとたくさんの疑問が出てきました。例えば、なぜ糸と紙コップだけで作ったもので電話のように話ができるのか。どうすれば3人以上の人と話ができるのか。糸の代わりにほかのものをつけてみても話ができるのかなどです。
1)糸電話を固定する実験そうちを作った。①ベニヤ板で箱を作った。②箱に糸を通すみぞを切った。③音を出す方の箱にウレタンのマットをしいてポータブルCDプレイヤーのスピーカーを入れた。④受信側の箱にそう音計をセットした。
実験
1.材料による音の伝わり方の違いを調べた。1-1糸の材料・太さ・数・つけ方と張り方 1-2紙コップの底の材料・形 1-3筒の材質・長さ・太さ 2.糸電話で話せるきょりはどこまでか 3.何本つなげても話が出来るのだろうか4.つなぐ場所によって音の聞こえ方は違うか 5.つなぐ角度によって音の聞こえ方は違うか 6.聞こえたものと聞こえなかったものを組み合わせてみるとど うなるか
1.糸の材質はナイロン、絹、綿で太さ1mm前後、1本から5本をねじったものを真ん中につけてピンと張るとよく聞こえた。底は画用紙、ダンボール、牛乳パック、アルミの皿、発泡スチロールトレイをピンと張るとよく聞こえた。筒は竹、アルミかん、紙の筒で、塩ビパイプの場合は太さ50mmで 長さが10cmから30cmがよく聞こえた。2.紙コップに太さ1.2mmの水糸をつけた場合、100mと125mの音の聞こえ方に大きな違いが出た。3.40本つけても聞こえた。4.紙コップをつなぐ場所や角度は聞こえる音と関係ないことが分かった。5)実験6から、受信側も発信側も両方大切だということが分かった。
自作の実験そうち |
糸電話を10個つなげた |