第51回入賞作品 小学校の部
佳作

稲を育ててみよう
~4年間の栽培・観察・実験・体験~

佳作

千葉県千葉市立みつわ台南小学校 6年
 中島 和春
  • 千葉県千葉市立みつわ台南小学校 6年
     中島 和春
  • 第51回入賞作品
    小学校の部
    佳作

    佳作

研究の動機
10月17日脱穀
10月17日脱穀

 3年生の時、父が「バケツでも稲を育てられるよ」と言ったのでやってみました。これまでに「場所」「容器の大きさ」による成長のちがい(1年目)、「品種」「土」「追肥」による成長のちがい(2年目)、「光の色」による成長のちがい(3年目)の比較栽培をしてきました。今年は自分なりの稲づくりを考えて、稲づくりを楽しみ、これまでの研究をまとめてみようと考えました。

研究の方法・結果・考察

方法

 「日本晴れ」と「コシヒカリ」を栽培し、芽出し(2010年3月28日)から脱穀(10月17日)までを観察し記録した。

記録内容

1)発芽時の芽や根の長さや状態 
2)
草丈、葉の枚数や色、幅や厚さ 
3)茎の太さ、分げつ数、穂の数、1本の穂についたモミの数 
4)モミの状態ごとの数 
5)天気・気温、水や土の様子、虫や病気・鳥対策など 
6)写真や絵 

本年度工夫したこと

塩水選をしなかった。
田植えは苗を移しかえる時に根が傷むのでやらず、最初からケースの土にじかに種もみを植え、ある程度育ってから間引きをした。
中ぼしや追肥をしなかった。 

追加実験

 スイートバジルを育て、光の三原色による植物の成長を調べた。

4年間のまとめ

積算気温の変化と栽培日数 稲は日当たりの良い所で良く育つ。芽出しではちょうど良い水の量でないと芽や根が出てこない。土がなくても水や肥料があれば育つ。品種によって成長のスピード・穂の数・草丈・分げつ数などが違う。肥料をたくさん入れてもおコメの収穫量はそれほど良くならない。積算気温が約2000℃になると穂が出る。太陽の青色光は成長に赤色光は実るために必要で緑色光では光合成が少ない。お米はかけていない方がおいしい。稲づくりは楽しいけどとても難しい。特に水や日照不足・気温が低い年は栽培が難しい。その他多くのことが分かった。


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