私は、2年生の時から空気の研究を続けてきました。身の周りにある物を使って、目に見えないはずの空気を見えるようにしたいと思ったのです。3年生の時には、ドライヤーでピンポン玉やカップめんの容器を浮かせると、空気は浮かんでいる物のなめらかな形状に沿って流れていることを、自作の実験器具で見ることができました。今年は、もっと細かい空気の流れを調べてみたいと思いました。
方法
ドライヤーから空気を出し、ドライアイスのけむりを使って空気の流れを見ることにした。けむりの流れが立体的によく見えるように、実験を重ねながら実験装置を作った。さらに、観察時間を長くするために、ドライアイスをとかす時に出る水を外に出す工夫をした。①ペットボトルを切ってドライアイスを入れる容器を作った。②ペットボトルのキャップにあなをあけてホースを通した。③①に②をとりつけた。④ダンボールの箱にホースを出すあなと送風口のあなをあけた。⑤④に③をとりつけた。⑥牛乳パックの上と底を切り取り、ドライアイスを通して整った流れを作るための細いストローをすき間なくぎっしりつめて、送風口の反対がわに通した。⑦ピンポン玉にあなをあけ竹ぐしをさして⑥のまん中にさした。⑧観察しやすいように底に黒い紙をしいた。⑨ドライヤーで空気の流れの速さを変えてドライアイスのけむりを流し、デジタルカメラでとった。
結果・考察
写真で示すように、①空気の流れがおそい時、左右対しょうにうずをまいて空どうになっていた。②少しずつ流れが速くなると、2つのうずが1つの流れになった。③だんだん流れが速くなると、1つになっていたうずが少しずつ分かれてきた。④流れが速い時、うずがどんどんふえていった。空気の流れは内がわに流れていた。