わたしたちは、ねん土で約300個の土笛を作りました。6月の音楽会で土笛のえんそうをやろうということになりました。でも、ドやレの出る土笛がないことに気づきました。けいけんから土笛は大きいほど低い音が出るということが分かっていたので、前よりも大きな土笛を45個作りました。音楽会が終わったあと、「土笛は本当に大きいと低い音になるのかな」「土笛ってどんな仕組みで音が出ているのかな」といったぎもんも出てきました。そこで、みんなで研究することにしました。
方法
1)同じ量のねん土を使って、土笛の空どうが大きい土笛と小さい土笛を作り、音の高さをくらべた。2)土笛に水を入れ、入った水の量をメスシリンダーではかった。3)土笛の口の穴の大きさは、1番長いところと1番短いところをものさしではかって、たしてから2でわった。4)土笛に指でおさえる穴を2つあけて調べた。5)土笛をふくときの息の強さを変えて調べた。6)ストローを取り付け、音が鳴ったときのストローの角度を調べた。7)透明なプラスチックのガチャガチャのカプセルで笛を作り、はっぽうスチロールの粉を入れて、中の様子をかんさつした。以上、土笛の音の高さはオートマチックチューナーを使って調べた。
結果・考察
1.土笛の音は、①空どうのかさが小さいと高く、大きいと低くなる②吹き口が大きいと高くなる③横穴の数をふやしていくと高くなる④吹き方を強くすると高くなる⑤息が吹き口の穴のふちにあたるようにすると、いい音が出る⑥吹き口いがいに大きな穴をあけると音が出なくなる⑧土笛の中の空気が速く回ると音が高くなることが分かった。2.音が出るしくみについては、①息(空気)が吹き口のふちにぶつかって外に出ていく空気と中に入っていく空気とに分かれる。このとき、吹き口のふちが空気を切って音が出る②空気が切れる速さが速いと高く、おそいと低い音が出るのではないかと考えた。