研究の動機
今年、チョウセンハマグリとシオフキという、砂に潜って生活する二枚貝を飼い始めた。すると、チョウセンハマグリが砂の中を横移動して水槽の中で場所を変えていた。チョウセンハマグリが足を使って移動したと考えたが、僕はそのような移動方法を知らなかった。そこで、本当にチョウセンハマグリが足で移動できるのかを知るために、足の動きの観察や足の解剖をしようと考えた。また、シオフキも同じように観察して、同じような生態の二枚貝の足に同じ所と違う所があるのか知ろうと考えた。
結論と感想
どちらの二枚貝も、足の動きを観察すると前後左右に自由に動かせることが分かった。解剖して足の内部を見ると、足には筋肉がほとんどなく、足に体液を送り込んで自由自在に大きさや長さを変えることができると分かった。足の厚みや長さは貝の種類ごとに異なっていて、もともとすんでいる砂の粒度、貝殻の大きさや重さ、形と関係があることが分かった。また、餌の量によっても足の使い方が違うのではないかと考えた。この研究で、貝は僕にはない優れた感覚を持っていて、すごいなと思った。