第64回入賞作品 小学校の部
佳作

プラナリアの生殖と再生、記憶の転移について

佳作

東京都聖徳学園小学校 4年
松岡 碧泉
  • 東京都聖徳学園小学校 4年
    松岡 碧泉
  • 第64回入賞作品
    小学校の部
    佳作

    佳作

研究の動機

 ヒトのiPS細胞が作られ、再生医療が発展していくなか、もっとヒトの再生能力を補うことができないかと思い、驚異の再生能力をもつプラナリアの研究を始めた。まず、無性生殖(分裂)について調べていくうちに、他の生き物の再生の仕方との違いに気付き、再生のしくみを詳しく調べることにした。さらに、クローンとは何か、本体との違いはあるのかと考えるようになり、記憶の継承について実験した。

結論と感想

 プラナリアは、他の生き物と違い、切られた部分だけを付け足すように再生しているのではなく、体全体を作り直すように再生していることに気付いた。それで、プラナリアの幹細胞について調べれば、ヒトの再生能力に活かせるのではないかと思った。また、記憶の継承実験の結果、切断した後、尾側(脳のない方)にも、分裂前に学習した記憶があったことから、記憶が脳以外の部分にも保存されていることが分かった。ヒトも同じだとすると、記憶に関する病気の治療に役立つと思った。

ページトップへ

  •  
  •  
  • LINE

RECOMMEND

RECOMMEND

おすすめの関連コンテンツ
  • 第65回自然科学観察コンクール 自由研究・作品 募集終了
  • 自由研究のヒント
  • シゼコン Youtube CHANNEL
  • シゼコンせんぱい
ENTRY? LINE
ABOUT SHIZECON
自然科学観察コンクールとは?
ENTER SHIZECON
第65回自然科学観察コンクール 募集終了
2024年度(第65回) 募集終了