研究の動機
家の庭の巣箱に来たシジュウカラのヒナが巣立った時に、ヒナがカラスに食べられてしまった。そのことがとても悲しかったので、ヒナが食べられないようにカラスの研究を始めた。
①ペリット(歯がない鳥が消化できないものをまとめてはき出した物)を拾ったので、カラスが何を食べているか調べたい。
②カラスの死がいを拾ったので、解ぼうして死んだ原因と何を食べていたか調べたい。
③去年の夏休みに一日中カラスを追いかけていたら、頭がガンガンしてきて熱中症になってしまった。しかし、カラスはずっと元気そうだったのであんなに真っ黒なのになぜ熱中症にならないのか知りたい。
結論と感想
①自然のものを食べていた。去年はプラスチックなども出てきたので予想と違っていた。今年のペリットを拾った場所の近くのゴミ捨て場は、フェンスでおおわれていたのでゴミが食べられなかったと考えられる。
②骨盤が折れていて交通事故で死んでいた。また、このカラスが死ぬ前に種子を食べていたことが分かった。
③予想と違っていた結果→羽の形には違いがなかった。
予想と同じだった結果→黒い羽根は白い羽より温度が熱くなる。羽をパタパタさせると温度が下がることが分かった。羽の表面温度が上がると体内の温度も上がる。羽をばたつかせることがあることと、カラスが熱くなると数分で飛び去ること。
カラスの羽は黒いので、他の色の鳥よりも体内の温度は上がりやすいと考えられる。また、人間は水分を取って汗をかいて体を冷やそうとするが、カラスを観察している間に水は飲まなかったので、カラスは羽をばたつかせることや、飛んで羽ばたくことで熱中症を防いでいると考えた。
カラスは暑さに強いと感じた。ぼくも体温を下げる羽がほしいと思った。