〔研究の動機〕
ぼくは2歳の時からサメが好きで、魚全般に興味を持つようになりました。幼稚園生の時に、魚の胃袋がどうなっているか不思議に思い、夏休みに自由研究をしました。そこで魚には無胃魚と有胃魚がいることと、有胃魚の多くには胃と腸の間に幽門垂という器官があることを知りました。その時に幾つかの魚を解剖して胃と幽門垂を観察しました。すると魚によって幽門垂の形や本数が違っていることが分かり、なぜ違っているのか疑問に思うようになってこのテーマで研究することにしました。
〔結論と感想〕
三つの仮説を立てて研究を始め、結果を考察しました。
以下の三つが今回の結論です。
①古くから生息する種の方が、多くの幽門垂を持つ傾向がある。(仮説と逆)
②体長が大きい魚の方が、幽門垂の数が多く、胃も長い傾向がある(仮説と同じ)
③エサと幽門垂の数の関係は、今回の研究でははっきり分からなかった。
研究してみて幽門垂のことをもっと知りたいと思いました。これからも研究をつづけて幽門垂のなぞをときたいです。