〔研究の動機〕
冬の寒い日、お風呂で遊んでいた時、水とお湯で聞こえる音に違いがあるように感じた。ストローで息を吹き込むと水の方は「プクプク」、お湯の方は「ブクブク」。洗面器をたたいて音をたてたら、水は「パシャパシャ」お湯は「バシャバシャ」。やはり違って聞こえる。本当だろうか、なぜだろうか?と思いこの研究をはじめた。
〔結論と感想〕
音質のちがいを周波数で表すことができないかと考え、いろいろと試したところ、ボールを水面に落とした時、上手く周波数を取ることができた。冷水と常温と温水で比べたところそれぞれの周波数のちがいから、冷水では音が高く、温水では音が低いことがはっきりした。インターネットで調べていくうちに、水温によって水の粘度が変化することがわかった。音質のちがいは粘度によるのではないかと考え、冷水と同じくらいの粘度の水溶液を作って実験したところ常温でも高い音になった。このことから、音の高さは水の粘度と関係があることがわかった。水溶液の種類によっては、粘度以外にも原因がありそうなので、さらに研究を続けていきたい。