〔研究の動機〕
去年、バッタがいつ寝るのかの研究をして(バッタのフンを数えた)、バッタはだいたい真夜中に寝るということがわかった。その研究のために図書館で借りた本に、昆虫には種類ごとに独特の寝姿があると書いてあったので、バッタがどんな姿で寝ているのかを調べることにした。それと、去年の自由研究で残ったなぞ(一日中明るくてもバッタは寝るのか)についても、解き明かしたいと思った。
〔結論と感想〕
赤外線モードのついた防犯カメラでバッタを一日中さつえいし、動体検知で寝ていそうな時間帯をしぼりこんだ。そして、それらの常時録画を高速再生で確認して、バッタが寝ている姿を特定することができた!バッタの寝姿に共通していたのは、1.草の上にいることが多い 2.草の上にいるときは頭は上(空側)向き、ということだった。また、バッタは寝ているときだんだん体の力が抜けていくようだ。さらに、 3.バッタは主に夜に寝ているが、昼も少しは寝ているようだ。 4.バッタを一日中明るい環境にすると、睡眠のパターンに影響が出た。そして、体調も悪くなるようだ。ということも分かった。今回、動体検知に失敗したり、ずっと明るくしたらバッタがほとんど動かなくなってしまったりするなど、実験がなかなかうまく行かなかった。もしかしたら今年はバッタの寝姿をみることは無理なのかもしれないとも思ったけど、ついにバッタの寝姿をみられて感動した。