昨年、学校で聞いた変な音は鳴龍(フラッターエコー)と呼ばれるものだった。昨年の研究では、まだ音がどういうものかさえ分からず鳴龍がどういうものか、はっきりしなかった。そこで今年は、この鳴龍がどういうものなのか、どうして起こるのか、その不思議な音の正体を知りたいという気持ちからこの研究を始めた。
方法1.東中の鳴龍ポイントを探り、学校マップに記録した。
1)鳴龍ポイントマップ、2)鳴龍の壁の幅マップ、3)鳴龍の音の高さマップ、を作成した。
2. 鳴龍が起こる条件を調べた。
a 鳴龍が起こる場所と起こらない場所の壁の高さや幅を測定し比較した。
b 鳴龍が起こる場所と起こらない場所の壁の様子や周囲の様子を観察・記録し比較した。
c 鳴龍の種類や高さ、壁の様子を一覧表にした。
3. 鳴龍の音の高さや種類について調べた。
1)鳴龍をオシロスコープで記録した。
2)鳴龍の音と鳴龍が起こらない場所での音を録音し、音の波形や周波数について比較検討した。
1) | 鳴龍は対面する2つ以上の壁があれば吹き抜けがなくても起こる。 |
2) | 鳴龍が起こる壁と壁の幅は18m以上23mの間では鳴龍が起こらない場所との相関性はない。 |
3) | 壁の表面が平らでなくても鳴龍は起こる。 |
4) | 3つの壁が接する場所では、その周囲に建物があると鳴龍は起こらない。 |
5) | 音源の音の高さが同じでも、鳴龍が起こる場所の壁と壁の幅が広いほど聞こえる鳴龍の音の高さは低くなる。 |
6) | 東中の鳴龍はいくつもの音で構成されている。 |
7) | 鳴龍を構成している音は場所によってその周波数が少しずつ違う。 |
8) | 鳴龍はそれを構成する音が大きくなったり小さくなったりを繰り返して特徴的な音となる。 |
9) | 鳴龍は、発せられる音が壁と壁の間で複雑に跳ね返りあい、音同士が複雑に重なりあって伝わっていく。 |
10) | 壁の一方がもう一方を囲むような局面であれば、鳴龍は壁が平らなときよりもよく響き、また、長く響くと考えられる。 |
11) | 東中の鳴龍の最初の部分は下図のような特徴的な波形を示した。 |
1) | 鳴龍は対面する2つ以上の壁があれば吹き抜けがなくても起こる。 |
2) | 鳴龍が起こる壁と壁の幅は18m以上23mの間では鳴龍が起こらない場所との相関性はない。 |
3) | 壁の表面が平らでなくても鳴龍は起こる。 |
4) | 3つの壁が接する場所では、その周囲に建物があると鳴龍は起こらない。 |
5) | 音源の音の高さが同じでも、鳴龍が起こる場所の壁と壁の幅が広いほど聞こえる鳴龍の音の高さは低くなる。 |
6) | 東中の鳴龍はいくつもの音で構成されている。 |
7) | 鳴龍を構成している音は場所によってその周波数が少しずつ違う。 |
8) | 鳴龍はそれを構成する音が大きくなったり小さくなったりを繰り返して特徴的な音となる。 |
9) | 鳴龍は、発せられる音が壁と壁の間で複雑に跳ね返りあい、音同士が複雑に重なりあって伝わっていく。 |
10) | 壁の一方がもう一方を囲むような局面であれば、鳴龍は壁が平らなときよりもよく響き、また、長く響くと考えられる。 |
11) | 東中の鳴龍の最初の部分は下図のような特徴的な波形を示した。 |