昨年の11月に行われた地元のお祭りの金魚すくいですくった出目金を家で飼っている。その出目金にエサをやる前には、「エサだよー」と話しかけるような感じで、水そうを何度かたたいていた。1カ月ぐらいたつと水そうをたたくだけで、水そうの水面近くまで泳いできて、エサをねだるような行動をするようになった。このような出目金の行動から、出目金の条件反射について、研究してみたいと思った。
今回の研究でぼくはすごくおどろいた。なぜならペア実験の時におたがいに強く影響しあうと思っていたけれど、ほとんど影響しあわなかったからだ。また単独実験の時、1匹1匹の出目金に大きな学習能力の差が見られたからだ。今回は、これまでの夏休みの研究が自然の姿の観察(3年生:横堀海岸の生物について、4年生:気象と天気の変化について、5年生:アブラゼミの大きさに関する研究)だったのに対し、家で飼っている出目金を利用して生物の学習能力について比較研究した。この実験により条件反射は、生物が生きていく上で、大変重要な能力だと感じた。また同じような実験を魚以外の違う動物でも行ってみたい。