研究の動機
昨年の研究から、ダンゴムシの交替性転向反応には、反応のおこりやすい距離や、来た道を忘れてしまう距離があることがわかった。その時、触角を回転させたり、進む道を探る様子が見られ、ダンゴムシにも人間と同じように右利き・左利きがあるのではないかと考えた。
結論と感想
触角の有無によって反応の成功率が変化することがわかった。左触角なしの個体が左へ進みやすく、左右の道幅を変えた場合や右回転の方が行いやすい。左へ行くから左利きとは考えづらく、ダンゴムシは右利き=右触角が利き手のようになっていると考えた。もしかすると、ダンゴムシは自分で考えて進んでいるのかもしれない。