研究の動機
私は毎年カマキリを育てています。昨年はカマキリの利き手(利きカマ)や、フンの数の変化などについて研究しました。今年は利きカマとフンの数の変化に加え、外来植物であるセイタカアワダチソウとカマキリの関係を調べました。
セイタカアワダチソウはカマキリの敵なのかもしれない!?
日々の観察や実験でデータを集め、今年もフン闘しました!!
結論と感想
[利きカマ]
左カマ37%/右カマ49%/両カマ14% ⇒右利きのカマキリが多かった。
[フンの数]
脱皮前後にフンの数が減る。また同じ卵のうからふ化したカマキリの脱皮のタイミングは、同じように飼育すれば脱皮とフンのタイミングも似たように育つ。
[セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシとカマキリの関係]
アブラムシを大好物とするカマキリだが、食べる様子やフンを観察するうちに、嫌っているのだと考えた。このアブラムシはカマキリの成長を妨げ、カマキリの食欲をなくす毒を持つと考えられる。
フンが発信するカマキリのメッセージから、驚きあふれる研究結果が得られた。今後も楽しくフン闘していきたい。