研究の動機
Part1~Part4の研究を生かし、Part5では、透明半球で求めた太陽高度と、プログラムで求めた太陽高度を比較し実験を行った。その結果、プログラムを使うことで自分の手で調べたデータよりも正確な太陽高度を求めることができ、角度調節も今までより簡単になることが分かった。
そこで、自動で太陽を追尾するソーラークッカーを作ろうと思った。昨年にひき続き、小松貴大先生のご指導の下、研究を進めた。
結論と感想
自動ソーラークッカーを目指して、マイコンを用いた組み込みシステムの作成を行い、パラボラ型ソーラークッカーを取りつけ、焦点温度を測定した。屋外で使用することを想定して、現在位置及び日付・時刻を取得した情報をもとに、その地点に適した太陽高度・太陽方位を計算し、2つのサーボモーターを制御した。試作機1号は太陽を追尾し、焦点温度を40~60℃に保てた。試作機2号は複数のセンサーを同時に動かすプログラムが動かなかった。研究を進める中で、プログラムをかくことは難しかったが、センサーから取得した値やシミュレーションを、目で確認できて面白かった。