研究の動機
トカゲが切り離した尻尾をまた生やすように、イモリにも再生能力があると図鑑に書いてあったので、去年の実験で尻尾を切り、本当に再生するのか調べたところ再生した。
今年は尻尾の切り方を変えたら再生のしかたにちがいがあるのか、調べてみたい。
再生能力の仕組みがわかれば、人間の傷の治療に応用できるかもしれない。
結論と感想
切り方を変えても、イモリの尻尾は再生することがわかった。
二股に切った尻尾がくっつくのか、それぞれが尻尾になるのかを疑問に思い、僕はくっつくと予想してその通りになった。
しかし、二股の1本がちぎれてしまい、残りの1本を再生していく個体もいて、個体によって再生のしかたに違いがあることもわかってきた。イモリの再生能力の高さにいつも驚き、いつか、人間の怪我に使えないだろうか、と思う。
今年は大学の先生にご協力いただき、麻酔を使えたことで慌てず切ることができたが、まだ切り方が上手ではなく、もっと練習したり実験方法を工夫したりしてイモリに負担をかけないようにしたい。