〔研究の動機〕
去年の夏、家の中で木製カラーボックスやスーツにカビが生えました。どんなカビか調べるために帝京大学医真菌槇村研究室にお願いして観察しました。夏休み全てを使ってカビを生やし、顕微鏡で観察とスケッチと撮影をして、専門書で名前を調べました。
見つけたカビはアレルギーの原因になることもあるので、もう生えない方法を考えて、そうじしました。
今年は、同じ所に同じ様にカビが生えてくるのか観察を続けた結果をまとめました。
また槇村研究室で遺伝子からカビの名前を調べてくれた結果と、僕が同定した名前とどれくらい合っているかを比べた結果もまとめました。健康に影響が出るカビについては少し詳しく調べてみました。
〔結論と感想〕
分かったことは、一度たくさん生えてしまうとそうじをしても無くならない事、健康に影響が出るカビが生えた時は正しく対処しないと死んでしまうことがあること、専門書があれば小学生の僕でも危険なカビが生えたことが分かる、などでした。
ほとんどのカビは僕たちに影響はありませんが、たくさん生やして一緒に暮らすのは良くなさそうです。そしてキレイに見えているところにも、実はいろいろな種類のカビがいることも分かりました。1か所から1個のカビが生えてくると思っていたのに、いくつもカビが生えてきてどんどん増えていくので、スケッチがものすごく大変でした。その後のまとめも大変で、母といっぱいケンカしながら作りました。実体顕微鏡で見るカビが一番楽しくて、見ているだけならいつでもやりたいと思いました。