第63回入賞作品 小学校の部
佳作

昆虫の体の部分べつ研究 三年目 「羽のなぞをとき明かす」

佳作

神奈川県横浜市立西柴小学校 3年
二瓶 圭之助
  • 神奈川県横浜市立西柴小学校 3年
    二瓶 圭之助
  • 第63回入賞作品
    小学校の部
    佳作

    佳作

研究の動機

 テレビでハサミムシのせなかに小さい羽があって、それを広げるとものすごく大きくなったのを見て、おもしろいと思った。「よくいるハサミムシの羽は、たい化しているはずだけど?」「こんな大きな後ろばねはどうやってしまってあるの?」「他の昆虫はどんなふうにはばたいているんだろう?」など、羽についてたくさんのなぞがうかんできた。そこで、そのなぞを【A.とびかたについて】【B.羽のこうぞうについて】【C.とぶ理由について】に分けて研究することにした。
 1年生の時は「昆虫の足」、2年生の時は「昆虫の口」にちゅう目して研究して、くわしく分かったので、今年は「昆虫の羽」について研究してみようと思った。

結論と感想

・【A.とびかたについて】はばたく上の角どは、羽のはばに関けいしていた。下の角どは、後ろ羽がおりたたまれているものは60°から70°も下げていて、これは横に広げた前羽でかじをとって、大きく広げた後ろ羽を下まで動かすことで前にすすんでいるのだと思う。
・【B.羽のこうぞうについて】すむ場所によって羽のこうぞうや、後ろ羽のおりたたみ方がちがっていた。また、羽がむき出しのものは水をよくはじくために、りんぷんやしみゃくのトゲなどがあった。
・【C.とぶ理由について】せい虫がとぶ一番の理由は交び相手を見つけるためで、幼虫はまだ体ができていなくて、羽がたい化したものは、かぎられたえさ場で出会うことができるのでとばないのだと思う。
・生かつのしかたがちがういろいろな昆虫をくらべることで、羽のはばたく角どとおりたたみ方の関けいなど、新しい発見ができておもしろかった。

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