〔研究の動機〕
ぼくは、3年生の時(2021年)に陸生植物の蒸散作用について調べ、4年生の時(2022年)に水草の光合成について研究を発展させて、第63回のコンクールでオリンパス賞を受賞する事ができました。5年生の時はコケの光合成について調べていて、ずっと葉緑体を持つ光合成のできる生き物について研究をしています。去年の冬頃から、水槽の中のアオミドロが気になりはじめました。アオミドロは藻類の種で、当然葉緑体を持っています。アオミドロが増えすぎてしまうと、メダカなどが、からまって動けなくなってしまうし、かと言って、アオミドロも生き物なので全滅してほしくはないので、どうしたらコントロールできるのか調べる事にしました。
〔結論と感想〕
アオミドロは光を求めて、水面に上がったり、魚などが動きまわってちぎれてしまっても、弱るどころか、より増えやすくなったりする、というすごい能力がある事が分かり、おどろきました。アオミドロを増やしすぎないためには、水槽に入る日光の量を調整して光が入りすぎないようにしたり、アオミドロを食べるヤマトヌマエビなどを入れたりする事が効率的です。他には水槽の中の生き物をおどろかせず静かに暮らさせてアオミドロがちぎれないようにしたり、マツヤニを入れたりする事も効果的だと分かりました。プランクトンも魚も生きられて、アオミドロも増えすぎず、バランスの取れた水槽は管理もしやすく、水生生物も、人間もうれしい、みんなが喜ぶ環境なので、これからもアオミドロや水質などの研究を続けていきたいと思いました。