



大部分の昆虫は4枚の羽をもっています。昆虫は私たちに比べるとはるかに小さい動物ですが、この羽のおかげで広い自然をすばやく飛び回り、自由に利用しています。鳥やコウモリもつばさをもっていますが、これは前足がかわったもので、足の働きができなくなっています。ところが、昆虫は足はそのままで、別に羽をもつことができ、たいへん便利な道具となりました。 昆虫はこの羽をどのように使って飛ぶのでしょうか?昆虫が飛ぶのを観察することは、小さくてすばやいのでなかなか困難です。でも、ちょっと工夫すると、高価な器具を使わなくても、飛び方を観察することができます。昆虫の多くは、足が地面から離れると、はばたく性質があるので、この性質を利用します。
用意するもの

調べる方法
図のように材料をつかって、遊園地のメリーゴーランドのような形に作ります。
針金の先に接着剤を少しつけ、昆虫の背につけます。接着剤が固まるまで、しばらく昆虫を持っていてください。この際、接着剤が足や羽につかないように気をつけてください。羽の開閉にさしつかえると、飛べません。テントウムシの背は小さいので、片方のさや羽のまんなかにつけてください。※ボンドは簡単にとれますので、安心してください。
手をはなして虫を宙吊りにすると、はばたきはじめ、飛びながら、メリーゴーランドのようにくるくる回り、飛ぶ様子が観察できます。


