昨年度、用水路にて、釣り用の浮きを使って、川の中央と側面での流れる速度の違いを調べていた。このとき、釣り用の浮きでの実験が終わったあと、葉っぱを使って行ったところ、どの葉っぱも速く感じられた。
また、速度が中央や側面に関係なく葉の種を変えると速くなった。そこで、どのような葉っぱが速く流れるのか調べてみることにした。
速く流れる葉っぱ(一番になる葉っぱ)には、次の2つの特性があることを結論づけた。1つ目は、水の力を効率よく葉っぱに伝えられる反りや葉っぱと水の接する面積が大きくなるような工夫のある葉っぱである。2つ目は、風などの状況でも安定するU字形の断面をもつ葉っぱであることとした。しかし、世の中には、まだたくさんの葉があるので、さらに多くの葉でこの結論が成り立つのか、試してみたい。