母がおやつに草餅を買ってきてくれました。草餅を食べている時にふと「なんでこんなにきれいな緑色に染まっているのか」疑問に思い、その商品ラベルを見ました。するとヨモギが入っていることが分かりました。そのことを科学部の仲間に話すと、そこらに生えている雑草であるヨモギをなぜ食べるための餅に入れるのか、入れるなら野菜の方がいいのではないかと思いました。そこでなぜヨモギを入れるのか、ヨモギを入れると何がいいのか追究することにしました。
班の仲間と話し合い、5つの仮説を立てて実験を行いました。
①フィールドワークを行った結果、ヨモギはたくさん存在していることが分かりました。
②さまざまな草や野菜で餅を作るとヨモギはきれいな緑色に染めやすいことが分かりました。
③においのアンケートをとると、ヨモギはにおいが強く、春を感じるいいにおいがすることが分かりました。
④ヨモギには防虫防菌効果があることが分かりました。
⑤ヨモギを入れると食感がやわらかく、ねばり気が強くなることが自作の実験道具から分かりました。以上の5つのことからヨモギを入れると良い点が多いので餅に入れると考えられます。昔の人は、そのような良さを自然の中から感じていたと考えると先人の知恵はすばらしいと思いました。また私たちの身近にある植物には私たちが気づかないすばらしさがたくさんあることが分かりました。