お寺で座禅を組む時、時間の目安として線香1本分が燃え尽きる時間を1単位時間として行っているという話を聞いた。そこで、線香が正確な時を刻むことができるのか疑問に思い、この研究を進めることにした。
線香は、時計代わりとして代用するには条件によって燃え尽き方に変化が出てしまうので、難しい事が結論づけられた。ただ、一応の目安としての時間であれば、利用可能である。線香を早く燃やすには、線香の太さ・燃やす時の角度・線香内部の水分量・線香の密度などの要因があることが分かり、内部の空気の通り道が鍵であると結論づけられる。
線香は時計代わりとして代用できるものではなかったが、線香の燃え方にも様々な要因があることを見つけることができ楽しみながら研究を進めることができた。