研究の動機
登校中に、タンポポがたくさん咲いていることに気づいた。特に、春はよく咲いている。広見グラウンドや小瀬グラウンドで、スポーツ少年団の野球練習中の時も、自転車で遊びに行く時も、気にかけてみると、どこにでもタンポポは咲いている。なぜタンポポは、こんなにもどこにでもいろいろな種類が咲いているのか?その点について調べたくなった。
結論と感想
4~6月の分布調査から、外来種のタンポポは、どの時期でも咲いていたが、在来種のタンポポは、4~5月しか咲いていなかった。実験1の発芽実験では、外来種の方が早く発芽すると予想した。その訳は、タンポポの分布調査から外来種は在来種にくらべてたくさん咲いていたからだ。実験の結果から、予想通り外来種は6~7日で発芽したが、在来種は1個しか発芽しなかった。実験2の扇風機で綿毛を飛ばす実験では、外来種の綿毛の方が、たくさんの距離を飛ぶと予想した。外来種の種の方が小さいし細いし軽いからだ。予想通り、外来種の方がたくさんの距離を飛んだ。以上のことから、在来種のタンポポが減ってしまうのでないか?と心配になった。引き続き、秋~冬のタンポポについても研究を続けていきたい。