研究の動機
新型コロナウィルス感染による食品ロスの問題とあわせて、本県は福島第一原発事故による風評被害で農産物は大きな痛手を負っている。風評被害の収束には地元産農産物のおいしさをいかに伝えるか、そして、特色をもった野菜等のブランド化が必要だと考える。
福島市はトマトの栽培も盛んだが、近年、高糖度トマトが注目され糖度の高さだけで消費者も選んでいるところがある。そこで、トマトのおいしさに注目した。
結論と感想
トマトのおいしさは糖度以外にも、酸味や塩味などの要素を客観的に加えて比較する方が、よりおいしさを表現しやすい。食味センサーで評価した味の違いをより簡単に測定できる方法を考えたことで実際に農家の方にも使いやすい指標を示すことができた。この指標を利用すれば農産物のPRポイントとしてだけでなく、消費者がよりおいしさを判断する1つになれると考える。