研究の動機
飼っていたハムスターがなくなった。ハムスターのお墓を庭に作ってあげるため、生い茂っているアイビーを抜こうとしたら、壁にへばりついてなかなか抜けなかった。調べてみるとそれは気根と呼ばれるものであり、ツタ植物にはよく見られることが分かった。調べている中で家やお城などの壁にツタがからまる建物がいくつもあった。それがすごく素敵で、私も将来そういう家に住みたいと思った。どうやったらツタが家を覆うのか、詳しく調べたいと思い、研究することにした。
結論と感想
アイビーの気根は地面から垂直方向に伸びる特別な「登りツタ」に多く現れ、強い付着力を持っていた。実験では1cm当たり500gほどの重さを支えられ、「這うツタ」を支える「支柱」のような役割を果たしていることがわかった。
アイビーはまず横に「這うツタ」を伸ばし、一定量に達すると「登りツタ」を伸ばして「這うツタ」を支える。「登りツタ」の主な目的は上に伸びることではなく、「這うツタ」を支えることだと考えられる。
アイビーは上に伸びたがらないことに驚かされた。研究を通して、いくつもの植物の生長の仕組みを学ぶことができ、とても楽しかった。ぜひ他の植物も研究してみたくなった。