僕は小学1年の時より、石川県の雪の科学館の教室に月に1回くらい通っていた。そして、今年の冬休みに3泊4日で北海道での雪の観察ツアーに参加した。本物の雪の結晶は思っていた以上に凄くきれいで、ダイヤモンドのように、足元でキラキラと輝いていた。その素晴らしさから、雪の研究をしようと思った。
方法
Ⅰ. 人工霜の実験
(1)① | 平松方式を参考に、ヨーグルトの容器を使った小型人工霜生成装置を作った(図1)。 |
② | 上部を切り取ったスチロールの容器(カップラーメンの容器)に入れ、周りをドライアイスの粉で満たした。 |
③ | なぜホッキョクグマの肌は黒いのか、黒くする事でどんな利益を得たのか? |
Ⅱ. 僕が発見した霜の観察方式
図2のようにして5分間で1つ水滴が凍った。6つぐらい水滴を作り、それぞれに霜が成長するかを顕微鏡で観察した。
Ⅲ. 雪の結晶実験
図3の装置で折り紙の上にできた雪の結晶を観察し、成長を記録した。
Ⅳ.
福井県の天然雪の観察をした。気温、湿度、降った雪の状態・形・直径、雪の状態・湿度と雲の関係について記録した。
結果・考察・分かったこと
(1) 霜の成長し易さは核の糸の太さではなく、顕微鏡で見て分かるバサバサと、水分含有率の多さによると考えられる。
(2) 霜の結晶は初めの10分までは、上の方へと伸びていくが、その後はずっと四方八方へと、水滴を中心にしてどんどん伸びて行った。
(3) 実験では雪の結晶は30分までは全く見えなかった。35分後から50分後までが最も成長した。
(4) 湿度は35%縲・5%が最も雪の人工結晶ができやすかった。
(5) 雪は湿度が低い時に降る、みぞれ雪は湿度が高い時に降ることが分かった。
できた霜の結晶(200倍)