第55回入賞作品 中学校の部
佳作

炊きたてご飯の「ぺらぺら膜」の秘密

佳作

愛知県刈谷市立朝日中学校 科学部 ぺらぺら膜班 1年・2年・3年
鈴田竜也・安達晴香・森本玲央・久田ひかる
  • 愛知県刈谷市立朝日中学校 科学部 ぺらぺら膜班 1年・2年・3年
    鈴田竜也・安達晴香・森本玲央・久田ひかる
  • 第55回入賞作品
    中学校の部
    佳作

    佳作

研究の動機

 炊きたてご飯を食べるとき、私にはどうしても気になることがあります。それは、炊飯器の中にできる透明な「ぺらぺら膜」のことです。この「ぺらぺら膜はどうやってできるのか」「防ぐことができるのか」など興味が湧き、「ぺらぺら膜」について研究を始めました。まず、「ぺらぺら膜」の正体は何か?を追究します。その後「ぺらぺら膜」ができる時とできない時を比較して「ぺらぺら膜」はどうしてできるのか?という追究を行います。比較することで「ぺらぺら膜」のでき方など、研究の目的に迫れると考えました。

結論と感想

「ぺらぺら膜」ができるのは、炊飯器特有のものである。
土鍋、飯ごう、圧力鍋などでは、「ぺらぺら膜」はできない。
保温時間が長くなっても、「ぺらぺら膜」はできる。
炊き込みご飯の脂質(油)で「ぺらぺら膜」ができなくなる。
炊飯器で「ぺらぺら膜」ができるのは、米を炊くことで、α-デンプンが沸騰した熱水の中に混ざり、そのα-デンプンが水分とともに釜の側面につく。その後、釜の蓋をあけると、湿度が下がり、水分が抜けてβ-デンプンの薄い膜(ぺらぺら膜)ができる。身近なご飯にできる「ぺらぺら膜」のたくさんの不思議を見つけることができ楽しく追究できました。

ページトップへ

  •  
  •  
  • LINE

RECOMMEND

RECOMMEND

おすすめの関連コンテンツ

水質の変化する要因

文部大臣奨励賞
茨城県稲敷郡茎崎町立茎崎中学校
木村 健 他8名さん

牛久沼環境保全への提言2

文部科学大臣奨励賞
茨城県牛久市立牛久第三中学校
野島 智也さん

1日の中で、青から赤に変わるオーシャンブルーの研究 ...

佳作
愛知県刈谷市立小垣江小学校
平野 綾菜 他3名さん

大根のおろし汁で紙は白く強くなるか

オリンパス特別賞
愛知県刈谷市立東刈谷小学校
渡邉 昂暉 他3名さん
  • 第65回自然科学観察コンクール 自由研究・作品 募集終了
  • 自由研究のヒント
  • シゼコン Youtube CHANNEL
  • シゼコンせんぱい
ENTRY? LINE
ABOUT SHIZECON
自然科学観察コンクールとは?
ENTER SHIZECON
第65回自然科学観察コンクール 募集終了
2024年度(第65回) 募集終了