ある日、科学部の仲間の1人が「ラーメンのスープをほしいと言った弟の小さな器にスープを注ごうとしたら上手に注ぐことができなかった」と話をしてくれた。スープをうまく注げないことに疑問を感じたので、科学部の仲間とラーメンを作り、小さな器に注いでみた。すると、ラーメンどんぶりにそってスープが流れてしまった。この時、どうにかしてスープをこぼすことなく注ぐことができないかと強い疑問を感じた。そこで「ラーメンどんぶりからスープを上手に小分けする方法を考える」を研究目標として、取り組んだ。
ラーメンどんぶりを回転させるように注げば、ラーメンどんぶりにそって水が流れずに小分けできることが分かった。しかし、実際には回転する勢いによって水が勢いよく飛び出し、小分けする器に注ぐことが難しいことも分かった。そのため、どんぶりにふちをつけて、水がラーメンどんぶりにそって流れなくするような工夫をすることが大切であると分かった。