研究の動機
「揚げ春雨スナック」というお菓子があることを知った。作ってみると、「春雨がくねくねと曲がってから、一気に膨らんだ」。その不思議な現象に興味を持った。調べてみると、その現象についてなぜ起こるのか、メカニズムについての記述がなかった。そこで、科学部で調べてみることにした。
結論と感想
春雨は、高温の油の中に入ると、直後に「糊化」し、やわらかくなる。その後、春雨が加熱されて水蒸気が出てきたところで膨らんで揚がることが分かった。左右にあいた穴の数の差により、穴の数が多いほうは、隣同士で水蒸気が盛んに発生するときに糊化してやわらかくなった春雨が伸びることにより外側に大きく曲がる。そして、結果として穴の数が少ないほうが曲がるとき内側になる。