研究の動機
購入した果実から幼虫を発見し、調べたらそれが検疫上注目されているオウトウショウジョウバエだということが分かった。つくば市に確認したところ、この果実につくオウトウショウジョウバエが記録されたのは市内で初めてだったことから、被害分布に興味を持ち、研究を展開した。
結論と感想
近隣の小売店で購入した15の全生産者の果実のうち、13の生産者(87%)のものから幼虫が確認された。被害はつくば市にとどまらず、手に入った近隣4市町すべてで確認された。店頭に並んでいるものから幼虫や成虫が確認できるものもあった。文献調査ではオウトウショウジョウバエの特徴、防除法や幼虫の防除法などを知ることができた。さいごに、消費者ができる対策を4タイプ提案した。
※受賞者の了承を得て、一部表現を修正しました。