第47回入賞作品 小学校の部
佳作

パンきじとイーストきんの働き大調査
-パンがふくらむひみつ-

佳作

富山県富山市立芝園小学校 5年
酒井 琴野
  • 富山県富山市立芝園小学校 5年
    酒井 琴野
  • 第47回入賞作品
    小学校の部
    佳作

    佳作

研究の動機

以前に母とはじめてパンを作った時に、ぎ問に思ったことがいくつかあった。その1つは母が「夏は暑いから発こうしすぎる」と言ったことだ。2つ目は「さとうの量でパンのでき具合がちがってくるよ」と言ったことだ。その時に、気温と発こうに関係があるのかな、また、さとうの量と発こうに関係があるのかなと思った。発こうとは何か、イーストきんとは何か、どうしてパンのきじがふくらむのかなど自分の知らないことがたくさんあったので、それらについて調べてみることにした。

研究の方法・結果・考察

実験

パンきじを作り、100gずつに分けラップをした。1)室温(30℃)、車の中(57℃)、冷ぞう庫の中(2℃)に置いて、120分後まで、大きさ・におい・気付いたことを記録し写真を撮った。2)さとうの量を0g、7g(標準量)、20gにして、室温にパンきじを置き360分後まで調べた。3)水300ccに、さとう0g、10g、50gをそれぞれ入れ、イーストきんを5g入れて60分後までの変化を調べた。4)さとうの代わりに、あまいものとあまくないもので発こうするか調べた。5)発こうに必要なさとうの量を調べた。6)水を0ccから5ccずつ50ccまで入れたコップを11用意し、それぞれに砂糖5g・イーストきん5gを入れて観察した。7)発こう条件を同じにして、ラップをかけたものとかけないものを比べた。8)新せんなぶどう120g、くさりかけたぶどう120gをふたつきの容器にそれぞれ入れて観察し、あわが出てきた後、しるをけんび鏡で観察した。

結果・考察

(1) イーストきんは低い温度では発こうしない。高い温度ではうまく発こうしないことが分かった。(2) イーストきん5gに対して最もよく発こうするさとうの量は5g~10gだった。(3) パンきじのイーストきんは15分~45分までがよく働く。(4) 水分が無いとイーストきんは発こうしない。(5)イーストきんはどこにでもいる植物性のび生物で、こうぼきんの一種であることが分かった。

ドライイースト(X1000)
くさりかけのぶどうが発こうしたしる(X1000)

ページトップへ

  •  
  •  
  • LINE

RECOMMEND

RECOMMEND

おすすめの関連コンテンツ

めざせエコ化学カイロ!Ⅱ ~コーヒーの第二の人生~...

佳作
岐阜県郡上市立西和良中学校
吉田 倖晟さん

アミガサハゴロモを指標にして 都市林の変遷を探る ...

佳作
静岡県浜松市立蜆塚中学校
藤田 誠さん

コードが絡まる秘密に迫る

佳作
愛知県刈谷市立刈谷東中学校科学部コード班
赤松 遼太朗・石川 森太・中島 拓也・成...さん
  • 第65回自然科学観察コンクール 自由研究・作品 募集終了
  • 自由研究のヒント
  • シゼコン Youtube CHANNEL
  • シゼコンせんぱい
ENTRY? LINE
ABOUT SHIZECON
自然科学観察コンクールとは?
ENTER SHIZECON
第65回自然科学観察コンクール 募集終了
2024年度(第65回) 募集終了