研究の動機
食中植物のウツボカズラが虫をとらえて消化している様子を見て、消化液について興味をもちました。調べてみると酵素を使って消化していることがわかりました。そこで、ウツボカズラの消化液はどのようなものを溶かすのか、ほかの消化酵素と比べて溶け方に変化があるのか調べてみたいと思いました。
結論と感想
レモンはほぼすべての予想と一致し、豆腐以外の物質を溶かした。特に卵の殻をよく溶かした。炭酸カルシウムとクエン酸が反応したためだと考える。ウツボカズラは予想と結果が一致しているものが多く、海老や鶏肉、ダンゴムシをよく溶かした。タンパク質に反応することが考えられる。ただし、豆腐は反応がなかった。豆腐は水分量や硬さなど何かの原因があるのだろうと考えられる。ただ、植物性のタンパク質や動物性のタンパク質が消化の違いになったとも考えられる。今後の課題になった。
今回の研究でウツボカズラの消化酵素は分解力が強かった。今回の実験と、自然に入った虫の消化状態が違ったので、今後の研究課題になった。