研究の動機
ヨーグルトが好きなので、市販のヨーグルトに牛乳を混ぜてヨーグルトを作ること(以下、種継という)を1年生のときから行ってきた。すると、同じ温度で同じ時間ヨーグルトを発酵させているが、何日かするとヨーグルトは出来ずに牛乳のままであることがあったり、赤い点ができていたりすることがあった。不思議に思い、インターネットで調べたところ手作りヨーグルトは、作り続けているうちに雑菌が混ざったりすると乳酸菌よりも雑菌が増えてヨーグルトができなくなるということが書いてあった。そこで、ヨーグルトを種継していくとヨーグルトにどのような変化があるのかを確かめれば、安全にヨーグルトを種継できる回数や条件がわかると思い、研究を行うことにした。
結論と感想
ヨーグルトを安全に種継するには、①ヨーグルトに空気中の菌を入れない ②ヨーグルトに入ってしまった雑菌を増やさないことが大切である。その際には、雑菌が繁殖しないように冷蔵保存もしくは冷凍保存する必要がある。ヨーグルトを作るときは、最低限の発酵時間である3~4時間、ヨーグルトがもっとも早くできる温度45~50°で発酵させる必要があると言える。しかし、ヨーグルトがいつも通りでいても目に見えない雑菌が入っているということがある。つまり、その雑菌が増えすぎないうちに、次のヨーグルトを買ってきて新しいヨーグルト種菌に変える必要がある。その目安が今回の研究の条件で9日であったことからおよそ週1回を目安に新しいヨーグルト種菌に変えるとよいことが分かった。