研究の動機
休日に行われていた科学教室に参加したとき、砂の中にきれいな小さな化石(有孔虫の殻)が入っていることを知った。そして、授業では、沖縄の星砂を配っていただき、自分で星砂の標本をつくった。星砂はよくみると星型や太陽型、ヒトデ型があり、とてもきれいな形でうれしくなった。わたしの身のまわりにも宍道湖や中海、海岸などたくさんの水辺があるので、それらの砂の中にどんなすてきな化石が入っているのか調べてみたくなった。
結論と感想
きれいな場所にはきれいな有孔虫がたくさんいると予想したが、海などは塩分濃度が高くて、しかも流れのゆるやかなところ(湾)にしか有孔虫は見られなかった。宍道湖や中海は海と似た砂があるのに有孔虫がいないので不思議だった。追加実験から、「水のはたらき」によって粒の大きさがそろうということがわかった。また、調べてみると砂浜の有孔虫はおきで生きていた有孔虫が死んで波で流されてきたものであることがわかった。来年は、生きた有孔虫を飼って観察してみたい。
今回、顕微鏡を使うことで、11種類の有孔虫を見つけられて標本ができたので宝物にしたい。