〔研究の動機〕
理科室に置いてあった水槽を見ていると、食塩水が半分だけ入っていたのに、後日確かめると水槽から溢れそうなところまで塩が付いていた。この不思議な現象を「塩の壁登り」として、どうして「塩の壁登り」が起こるのか疑問に思ったので、科学部で研究していくことにした。
〔結論と感想〕
〈結論〉
・塩が壁を登るのは、蒸発した水に塩が含まれており、その塩が壁に付くからである。
・『溶質が水に溶けたときに、イオン化する』『水が蒸発しやすい環境が整っている』『水溶液の濃度が25%くらいである』この3つの条件がそろっているとよく登る。
〈感想〉
今回の研究では、身近にある現象を様々な角度から追究していくことができた。「塩の壁登り」で見つけた条件を生かすことで、海水で看板などが錆びるのを防ぐことができるようになると思う。これからの研究でも、今回のように複数の角度から様々な現象の原因を見つけるようにしていきたい。