研究の動機
僕らの住んでいる稲敷市浮島は、霞ヶ浦に浮かぶ島だった。その島は、東西約7.5㎞、南北約2㎞の細長い島だ。昨年の研究で、霞ヶ浦には西から東への水の流れがあって、その影響で浮島が細長くなったのではないかということが分かった。しかし、浮島がなぜ霞ヶ浦で島になったのかについては分からなかった。そこで、私たち浮島在住5人組は、この疑問を解くために研究をすることにした。
結論と感想
稲敷市浮島と周辺の地層を調べ、堆積の様子や地層のつながりから、稲敷市浮島がどのように島になったのかを推測した。<研究1>穴掘り調査/自力で穴掘り:浮島2カ所<研究2>露頭観察・浮島2カ所・他1カ所<研究3>ボーリング調査資料比較/浮島1カ所・他3カ所。研究1~3の結果を基に①稲敷市浮島周辺の高台地区と低地地区では、地層の堆積した年代が異なること②浮島の南側は、柔らかい地層が多く、比較的新しい時代に堆積したものであること③海水面の変化により、堆積と浸食が繰り返し起こったことによって稲敷市浮島が島として形成されたことが分かった。