研究の動機
一昨年度、科学部の先輩方とともに、東南アジアにあるフタバガキという木の種子が落ちるときに、くるくるとプロペラのように回転する秘密について研究をした。3年生になり、もう一度フタバガキの種子について、研究をすることにした。
結論と感想
よく回る条件は、羽根の縦や横の長さ・種の重さや、羽根のしわしわなどの形状が関わっており、全ての条件を満たせば、落ちるときの滞空時間が長くなることが分かった。回転して落ちるときには、等速直線運動になることや、落ちたときの衝撃をかなり吸収できることが分かった。救援物資等を安全に運びたいとき、滞空時間も長く、安全に着地ができるこの種子の仕組みを利用することができる。また、高い所からエネルギーを使わずに安全に降りたいときにも、この仕組みを利用することができそうだ。