研究の動機
2017年、茨城県霞ケ浦環境科学センターで霞ケ浦の水質やプランクトンを調べて興味を持ち、私たちの住む常総市内の沼川の水辺のすこやかさと水質を調べたいと思った。これまでの研究で、流れのある川は、水がたまる沼より水質がきれいだった。今回、次の2つのことを調べてみたいと思った。1つ目は、川の上流と下流での水質に違いがあるのか。2つ目は、3年前から鬼怒川の工事が行われているので、その工事が水辺の環境に影響しているのかである。
結論と感想
予想通り、3年連続、菅生沼の水辺のすこやかさは1位だった。しかし、水質はきれいとはいえない。一方、鬼怒川は堤防の工事により、豊かな自然や生き物は失われているが、水質は改善していた。水の流れが速い鬼怒川の上流はきれいだが、下流に行くにつれ、少しずつ汚れていった。引き続き、沼川の水辺の環境を調査し、なぜ菅生沼の水質が汚れているのかをつきとめたい。また、谷津沼の水をきれいにする方法を調べてみたい。